ほうれんそう


シュレディンガーの猫という思考実験があります。
猫を不透明な箱にいれて、2分の1の確率で箱の中に毒ガスが吹き出る
スイッチを押すと、箱の中は「猫が生きている」「猫が死んでいる」の
2つの現実が交錯したカオスの状態になるから、猫の生死は箱を開けて
観測する第3者の存在があって初めて確立されるんだよ、というやつ。

シュレディンガーさんの論にのっとって考えると、今のところ観測する
第3者(上司)にバレていないので、「僕が壮大なミスをおかした」と
いう事実と、「僕は全然ミスをおかしていない」という事実は、まだ、
カオスなのです。つまり、僕は現在ミスをおかしている状態でもあり、
またミスをおかしていない状態でもある、ということなのですが、まあ
当事者の猫に言わせれば自分が死んでるか死んでないかくらい、誰かに
観測されるまでもなく分かるよ、という感じなんだろうなと思います。
僕ですか?そうですね、ミス、しましたね。