友達の作品を見に、書道展と写真展に行ってきました。

まず書道展。美術館のフロア一面に飾られた書には圧倒されました。
楷書体ですら分からない漢詩が崩しまくりの行書体で書かれているので
内容はさっぱりですが、迫力だけは充分伝わって来ます。筆カッコイイ。

書の構成は自分で考えるんだそうです。ここがちょっと膨らんだから、
今度はこの文字を細めにして、とか。ここが平仮名だから次の行の隣の
文字は漢字がいい、とか。そんなことを色々考えながら、100枚近く
作品を書いて、発表するのはその中の2枚、なんて話を聞いていると、
目の前の友達が仙人のように見えてきました。書道はまるで修行です。

写真展はお洒落なギャラリーでやっていました。
モノクロ写真はなんか全部かっこよく見えます。ずるい。知り合いの
作品が思っていたよりすごくて、見直しました。やっぱり写真も
カッコイイです。そういえば春にトイデジカメを衝動買いしてから全く
使ってないなぁ。夏休みには少しいじってみようと思いました。

そんなこんなで芸術に触れた1日。
書道も写真も後に残るからいいです。例えば孫に、これはおじいさんの
書いたものだよとか、これはおじいさんの撮った写真だよ、とか見せて
あげられるのは、なんかとても素晴らしいと思います。もっとちゃんと
趣味を持ったほうがいいなぁ。「趣味は女の子の二の腕をこっそり
採点することです」なんて、自己紹介で言えたもんじゃない。