バイトでした。
いかにもちゃらちゃらした女子高生がカウンターにやって来ました。

「あの、湘南純愛なんちゃらってあります?」
「コミックスですか?」
「あー、あの、普通の本」
「漫画ではなく?」
「いや、漫画」
「湘南純愛組、でしょうか。こちらだとコミック文庫になるんですが」
「知らんけど」
「ええと、それでは、何巻をお探しでしょう」
「12巻」

えええ。今まで11巻も集めてるのにタイトルが曖昧か!頑張れ!
というか「湘南純愛」まで出てたら「組」まであと一息だ!頑張れ!
など、色々思うところがありましたが、僕は今日も元気でした。