テスト頑張ってます。

記述式の問題を解いているとき、漢字が思い出せないせいで
自分の考えに最も近い表現を断念しなければならないことが多く、
僕は毎回唇を噛んでいます。すげー固い文章の中に、いきなり
平仮名で「はんちゅう」とか出てくるともう、とてもバカっぽい。

バカっぽいから慌てて消すんですけども、解答用紙に薄っすらと
残る「はんちゅう」が僕を嘲っているように見えて、悔しい。
「範疇」に代わる格式ばった言葉を探すうちに刻々と迫る定刻。
あークソクソって思いながらもう1回丁寧に「はんちゅう」って
書いて、そのまま提出。僕はこのテスト期間中、様々な単語で
これを繰り返しているのです。

だんだん分かってきたのは、これ、僕がバカっぽいんじゃなくて
実際普通のバカだってことです。もう次の試験はウシガエル
鷲掴みしてニコニコしながら受けてみようかと思う。最初から
バカ丸出しでいけば、先生もきっと点を甘めにつけてくれる。