Shit,My Brain Is Dead.

新潮 2010年 09月号 [雑誌]

新潮 2010年 09月号 [雑誌]


舞城氏の小説の中で海外が舞台のものは初めてなんじゃないかな。
バグダッドに派遣された海兵隊員たちが井戸の底で見たものは?」

作中で「井戸の底」と「異次元」というワードから主人公は「ねじ
まき鳥クロニクル」を思い出します。舞城作品では「ピコーン!」で
「世界の終りと〜」の冒頭の引用があったりしたしやっぱり舞城氏は
村上春樹が好きなんだろうなーと思いました。

「真理はそりゃ変らないけどだからって動きを止めるな・変わるのを
諦めるな」っていうのがこう、ズバーって書いてあって、でも決して
そのカッコイイテーマが陳腐に見えないところが、すごく良かった。