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連休3日目。今日は少し働きました。荷物の上げ下ろしだけで時給千円というとなんだか聞こえが良いですが、その実態は家でやっている農業のお手伝いです。家業というわけではないのですが一応うちは米農家で、今日は稲から脱穀したお米の元、籾(もみ)を籾擦りしてもらうために籾擦り用の機械のある所へ運んだのです。籾は籾擦りして玄米になり、玄米は精米して普通のお米になります。というわけで僕はその籾を軽トラに積んで下ろす作業を手伝ったのですが、軽トラの助手席で揺られながら、自分の住む町の田舎具合を改めて実感したのでした。辺りを見渡せばまず田んぼが見えますし、空気の中には何かしらの植物が焼ける匂いが溶けています。蛇も出ましたし、今日は極めつけにイタチも見ました。自然の豊かさだけが取り柄のこの町で、僕は都会への憧れを膨らませてきたのです。かといって都会の大学に受かって都会に住むことになっても、上手くその暮らしに馴染めるかどうかはまだわからないのですけども。という不安。捕らぬ狸の。あー。