最後のやつ言いたかっただけ


昨日はふと思い立って24時にコンビニへ向かいました。
1人でお酒を飲むことはあまりないのですけれども急にビールを
飲みたくなったのです。おつまみはからあげくんに決めました。

コンビニに着くと周りはカップルだらけで、ケースにかじりつき
ながら「ねえどれにしようかきゃっきゃっきゃ」て感じでちょう
楽しそうにアイスを選んでいたり寄り添ってデザートを買ったり
していて反面僕は履いてる靴下も左右で違うし独りで発泡酒
おつまみを買っているしでねえ店員さん格差社会って知ってる?

からあげくんと言えば僕はからあげくんレッドが大好きです。
食べると唐辛子で必ずお腹を下すという運命に翻弄されながら
毎回それに抗おうと1つ1つしっかり咀嚼しています。

初めてローソンでからあげくんを買ったとき、おそらく中学生の
ころだったと思うんですけども、カウンターで「からあげくんの
レッドください」って言ったら店員さんが鼻で笑いながら「え?
ああ、ホットですね?」って訊き返してきたのです。

当時の僕にとってコンビニのカウンターでホットスナックを買う
なんて一大事だったし、なにしろ不慣れなものでしたから品名を
間違えてしまったのかと思って、レッドだけに顔を真っ赤に
しながら「あ、すみません、ホットで」って言い直したのです。
でも確認するとやっぱりからあげくんは「レッド」で合っていて。

思えばこの体験が僕のレッドへの執着を生んだのかも知れません。
ローソンのカウンターで「からあげくんのレッドをください」と
言って、店員さんから「はい、かしこまりました」と言われる、
その度に僕はある種の安心感を得ているのです。「うんやっぱり
レッドで合ってる、当時の僕は正しかったんだ」、と。
すみません、ちょっと熱くなってしまいました(レッドだけに)。