徒労と反復の日々


玄関の電灯が切れ、台所の電球が切れ、牛乳も卵もなくなり、醤油も
切れ、シャンプーが底をつき石鹸のストックもなくなり、トイレット
ペーパーの代わりにキッチンペーパーを使う。そんな生活にほとほと
嫌気がさした僕は重い腰をあげ、本日ついに買い物に出かけました。

食料がなくとも、石鹸がなくとも、まあまだなんとか我慢できます。
ただ、一人暮らしの身に「光」がないのは、とても辛いことなのです。

帰宅し、独り「ただいま」とつぶやいてもボブカットでエプロン姿の
相武紗季が満面の笑みで迎えてくれるわけでもなく、待っているのは
湿気と籠もった熱気、そして静寂。そこに更に闇が加えられることの
恐怖を、君たちは想像できるかい。そこには本当の意味での孤独が、
空気の中に色濃く溶けているんだ。僕にはそれが分かるんだよ ……

というわけで2700円払って電球と蛍光ランプと牛乳と醤油と石鹸、
シャンプーとトイレットペーパーを買って来たのですが(卵は失念)、
肝心の蛍光灯のサイズが1つ違ってて僕は未だ暗闇の中です。death。
僕はただ、光を欲しただけなのに…!(洞窟に棲む悪魔のモノマネ)