メタメタ

自分がコレだ、と思った駄洒落（やネタ一般）をとりあえず検索する、と

いうのはおそらくブログで文章を書いている人なら誰でも経験しているん

じゃないかと思います。これはそのネタが他の誰かの二番煎じになって

いないか確認したり、検索結果をそのまま使って「自分と同じことを考え

てる人居たわ」とそれ自体を記事にしたりできるのでかなり有用な策です。
ネタが誰とも被ってないことが判明すれば、「俺、こんなユニークなこと

考えたついたぜ」といった感じでそれをそのまま発言することができます。

しかし最近は、ツイッターに代表されるその場で思い付きを発信できる

ツールが、それまでブログなどに興味のなかった人を取り込んでいるので

ネット上でのネタ被り率は以前より格段に上がっているといえます。
最近はもう、面白いことを考えてもそれを検索して誰とも被ってなければ

満足、みたいな、もう別に誰にも発信しなくていいや、みたいな諦観さえ

僕は感じています。「世界の隙を突いてやったぞ」という確かな手応えさえ

味わえればいい。なんかもうむしろ「世界の隙を突いた」って言葉の響きが

カッコイイ。さっき「リットン調査団がりっとんだ」で検索して、誰とも

被ってなくて安心したけど、一体僕は誰と戦っているのか教えてください。