神様とハイタッチ


大学休講の煽りを受けて、週末に計画されていたサークルの行事が立て続けに
中止になって予定がガラ空き。すっかり手持無沙汰になった(かといってその
空白の時間を勉学へ費やしたいとは毛頭思わない)僕らは、いつものメンツで
19時間耐久麻雀をする、という頭のおかしい企画を実行したのでありました。

夜中0時に集合してから翌日の夜19時まで、交代を繰り返しながらひたすら
卓を囲む5人の若者たち。地上4階角部屋のパノラマから朝日を浴び、今日
いい天気!気持ちいい!などと言いつつも全く外に出ず打牌を続けるという、
方向性のまるで分からないストイックさ。時折急に襲ってくる「なんで僕たち
ここにいるんだろう」という現実への揺り戻し。強烈でした。

人間寝ていないと笑いの沸点が極端に下がるもので、特に午後2時を過ぎた
辺りでの爆発的な興奮、一体感は、ある種のドラッグがもたらす高揚に繋がる
ものがあったのではないかと思います。そこに居る全員が「OK!OK!」と
しか口にしない時間帯。部屋には狂気と、許容する心(=愛)が満ちていました。
ラブアンド平和ドラ3(満貫)的なグルーヴが確かにあった。

5回もハコって(持ち点をマイナスの域にまで減らされて)完璧に心が折れた者、
ひたすら勝ち続ける者、ツモを繰り返す中で神様の存在を直感する者など、
様々な人間模様を展開しつつ、全員がなんとなくぐったりした所で、今回の
大会はお開きとなりました。とにかく消耗した。

あんな疲れる事もう絶対しません。と言えないのが麻雀の怖い所で、また何か
機会があればきっと1日でも2日でもぶっ通しでやってしまうんだろうな、と
思います。楽しかった。これから昨日の眠りを取り戻します。