あけましておめでとうございます


本日朝9時の電車に乗って京都に戻ってきました。
帰宅当日にいきなりバイトだったわけですが、レジでミスを連発し、正月ボケが
どんなものなのかということを身をもって知りました。頭が回ろうとしないのだ。

終業後はなか卯でカツ丼を食べました。先月の終わり、同じくバイト終わりに
ふらっと寄った僕は、店員のお姉さんの素敵な接客態度に感銘してリピーターに
なることを決めたのです。男性は人生で何度か、愚かにもふとしたきっかけで
コンビニなどの店員さんに「この人もしかして僕に気があるんじゃ?」みたいな
勝手な妄想を繰り広げることがあります。僕の場合、カレーを食べている途中で
頻繁にコップに水を注いでもらい、その都度いちいち笑顔を向けられることが、
その「きっかけ」になり得たようでした。つまり、そういうことです。

店に入り食券を買って席につくと、そのお姉さんは前回と同じく満面の笑みで
僕を迎え、そして、なぜか明らかに「はっ」としました。僕の食券をちぎって
オーダーを通した後も、何やらカウンターの向こうでモゾモゾしています。
これは…!世に言うメールアドレスをいきなり渡してくるパターン…?なんて
妄想が加速する一方、お姉さん、接近。何か書かれた紙を僕に差し出します。
一体なんなんだろう、妄想が実現する…?まさか…!

「あの、これ、前回ご来店になった時にお取り忘れになっていたようなので…」
紙に貼られた小銭でした。「カレー食べてた方の分」って書いてある。なか卯
食券販売機は、連続で食券を購入する用に釣銭ボタンを押さないとお釣りが出て
こないシステムを採用しているのです。ああ…。ああ、小銭ね!前回は空腹すぎて
釣銭ボタンには目もくれなかったしね。はい、わざわざありがとうございます!
僕は黙々とカツ丼を食べ、そして、帰りました。いや、人生ってちょう面白いな!