昨日の夜から熱が出ています。

夕方発熱の兆候を察した僕は急いで近所のスーパーへと自転車を走らせ、梨を
2つと野菜ジュースと白桃の缶詰めを買ったのでした。一夜明けて今日、未だ
体調は芳しくありません。家には体温計がないので具体的に何度、というのは
わかりませんが、脈拍は速く、身体も重く、だるいです。

さっき缶切りを使って桃の缶詰めを開けたら息が切れました。「風邪のときは
特別に桃缶」というのは僕の中で半ば慣例と化していたのですが、病人本人で
缶詰めを開けるのは、やっぱり何か違うなぁと思いました。結局の所「誰かに
用意してもらった桃缶」が良いんだ、と気づいてしまった今、冷蔵庫に残った
梨を剥くのも億劫に感じます。少しだけ開けた窓の隙間から金木犀が薫って、
もう何か、とても切ない。アイスクリームが食べたい。