それまで父くらいにしか似ていると言われたことがなかったのですけれども、
大学生になってから、周りからよく「○○に似ている」と言われるように
なりました。有名人・芸能人ならまだしも「地元の友達に」とか、「高校の
時に一緒だったカリスマトランペット吹きに」とか、「元彼に」などなど。

はっきり言ってそんなの知ったこっちゃないのですが、僕にそのような事を
言ってくる方々いわく、その似方がちょっと尋常じゃないらしいのです。
みなさん口を揃えて「本当にそっくりなんだよ!」とか言う。「世の中には
自分と同じ顔をした人間が3人居る」と言いますが、僕の場合はそれは3人
どころの騒ぎではないみたいなのです。「自分とそっくりな人間に出会うと
それから数日のうちに死ぬ」という、ドッペルゲンガー的迷信の観点から
見ると、あれ、これ、もしかして、僕ちょっと不利なんじゃないか。